体幹を鍛えるのに効くスポーツ5つ

通常の腹筋トレーニングを行わずに、美しいシックスパックを目指すなら、体幹の筋肉を強く刺激するスポーツを選ぶといいだろう。なぜなら、上半身と下半身の協調的な動きを必要とするスポーツは、体幹を支える筋肉を自然に鍛えることができるからだ。この円運動は、四肢がパワーと力を生み出すために必要となる。

継続的な反復運動を伴うスポーツでは、腹斜筋、腹直筋、腹横筋を含む、すべてのコアマッスルが必然的に成長する。また、以下に挙げたスポーツの多くは有酸素運動となるため、脂肪の減少を促進してくれる効果もある。憧れのシックスパックを作るには、引き締まった体格が重要なキーポイントなのだ。それでは、体幹を鍛えたい人がはじめるべきスポーツを一気に見てみよう。

1. 体操

体操種目の一種である「つり輪」は、究極の腹筋運動といえるかもしれない。というのも、鉄十字(上)のような動きは、確実に腹筋を強調してくれるからだ。ただしこの種目は、初心者がこなすには難しいかもしれないが、体操競技は全般的に体幹を鍛えることができる。

2. バレーボール

ボールが飛んでいる最中にスパイクを打ったり、潜り込んだり、ブロックしたりすることで、体幹と腹筋がダイナミックに鍛えられる。サーブを打つバレーボール選手をじっくり見てみると、体幹の筋肉が常に緊張し、爆発的な動きに備えていることに気づくだろう。なぜなら、一本のスパイクを打つには、上半身を緊張させ、力強く回転させることによって、肩や腕にエネルギーを伝える必要があるからだ。

3. カヤック

カヤック特有の腹部回転と力強いパドリング動作は、腹筋と体幹、背中、胸、そして肩の筋肉を鍛えることができる。特に、ヘアピンカーブや強い流れに負けないよう、バランスをとろうとするときに、腹斜筋が鍛えられる。また、カヤックは有酸素運動としても優れており、脂肪を燃焼させる効果も十分期待できるだろう。

カヤックの中でも、サーフカヤックは、直立を維持するため、かなり多くの体軸の安定性を必要とし、より困難だとされている。カヤックは水辺でなければできないが、近年はボードやパドルのコストが下がっているのでお勧めだ。

4. 水泳

腹筋を鍛えずに、泳いでシックスパックを手に入れてみるのはどうだろうか。泳いでいるときに大量のお水を切るには、腹筋を安定させ、流線型の水平な姿勢をキープする必要がある。また、体幹がしっかりしていると、キックが強くなり、腕を左右に回転しやすくなる。

体幹の筋肉を完全に発達させるには、時間が大切だ。体幹を鍛えることで、カロリーを素早く消費できるだけでなく、腹筋と腹斜筋を引き締めたまま長い間キープすることができる。ゆっくりとしたパドリングは、体幹ではなく、足と腕にほとんどの負担がかかってしまう。

5. クロスカントリースキー

クロスカントリースキーは、数百キロカロリーを消費しながら、有酸素運動能力を高めるだけでなく、難しい体幹と上半身の運動にもなる。ただ、クロスカントリースキーの最大の欠点は、ウィンターシーズンにしかできないことだろう。なので、オフシーズンである夏季の間は、クロスカントリー用のエリプティカルマシンを使用して、レース用の体型を維持するといいかもしれない。

バランス、体重移動、タイミングを保つために、へそから背中にかけての腹筋を活性化させる体幹サーキットを行う。サイドプランク、ブリッジ、スーパーマンなどがお勧めのエクササイズだ。また、ポールを使ったノルディックウォーキングで、優雅なアウトドアアクティビティを楽しむのもよいだろう。